無限リボ地獄

金融系ブログではない。

わたしのインターネット歴【黎明期編】

今週のお題が面白そうだったので、練習もかねて書いてみる。

 

一時はメジャーリーグでバックネットに広告を出すくらいブイブイいわしてた外資系IT企業、今はもう無くなってしまったが、に勤めていた父の影響で、我が家のインターネット環境の導入は早かった。小学三年生の時には家にボンダイブルーのiMacG3があって、 どこを向いてるかわからないマウスに苦労しながらダイヤルアップ接続で繋げていた。ピーヒョロロロロのあれ。かれこれ二十年前の話である。

 

マンガが大好きだった私(りぼん250万部世代なので、今の子と違ってマンガは当然嗜むべきエンタメだった)はインターネットというやべーもんを手に入れたことで「ファンサイト」と「二次創作」を知った。小学生がいきなりそこにたどり着くわけがなく、Infoseek(なつかしー)で好きなマンガを検索してたどり着いた先が実はファンサイトで、これを公式サイトと勘違いしていた気がする。戦慄。公式サイトだと思っていたから、各サイトで散見した「冬コミ」という単語も、出版社がオフィシャルに開催している素敵イベントかなんかだと思っていた。戦慄。小学生の私は浅かったり深かったりする沼をうろちょろして、徐々にいわゆる「そういう界隈のお作法」を学んだ。あの半透明の青い三角のやつにはとんでもねー楽しいもんが詰まっとる!!と大興奮した記憶がある。そりゃあ今でもりっぱな大人が給料をつぎ込んで楽しむ世界なのだから、小学生には刺激が強すぎだ。ちなみに、ダイヤルアップ接続は、一旦繋いでページ読み込んだら回線を切らないと、電話代の請求で親にこっぴどく怒られるぞ☆

 

二次創作サイトばかりでなく、健全、性的でないという意味で、なゲーム系ファンサイトもたくさん巡った。当時FF8にどハマリしていた私は「FINAL FANTASY 2000」というFF系のファンサイトに通いつめていた時期があった(久しぶりに探したらさすがにもう無くなってた…少し寂しい)ここはファン同士の交流用にいくつかチャットルームが用意してあった。「チャット」との出会いである。当時の私はHUNTER×HUNTERのマチが大好きだったので、HNもそこから取って、何の捻りもなく「マチ」と名乗っていた。既存キャラをそのままHNに使う。痛いHN/PNの代表格である。「✝マチ✝」とかしてなかっただけまだマシかな…。その頃はさすがにインターネットの世界で小学生の存在はレアということは学んでいたので、年齢を明かすということはなるべく控えていた。ただ、一度だけチャットルームで二人きりになったことがあり、お名前は忘れてしまったのだが、何かの話の流れでえいやと年齢を明かしたことがある。当時小6。リアルタイムでぽこぽこメッセージが表示される今のチャットと違って、昔は手動リロードか一定時間ごとの自動リロードだった。なので、会話にもタイムラグがある。大変のろい。大変のろい中でもはっきり空気が死んだことが分かるくらいの沈黙のあと「滝汗」という二文字が流れてきた。「滝汗」との出会いである。滝の!汗て!静岡の片田舎に住んでいた小学生の私には大変新鮮な言葉の響きだった。FF2000にいた人、みんな元気かなあ。

 

以上、黎明期の小学生編でした。眠くなったから続きはまた明日。